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住んでいるところも、見た目も、性別も関係なく参加できるオーディション

「ルーツ」は経験・性別・身体的特徴を問わない、演技や表現をしたいすべての人に開かれた全国リモート参加型オーディション・プロジェクトです。2020年8月10日の締切までに総数808人もの方々から応募をいただきました。目的は、選ばれたメンバーと共に演劇・映像作品を創作し、発表すること。さらに、国際映画祭に出品する長編映画の制作を目指しています。

「ユニバーサル・オーディション」の誕生

「ルーツ」を立ち上げたのは映像・演劇・広告の分野で活躍するクリエイターたちです。2020年5月、コロナ禍による緊急事態宣言によって突然空いたスケジュールと行き場をなくした情熱を持て余した北海道、東京、名古屋で活動するスタッフのZoomでの会話がきっかけでした。

「たとえ手探りであったとしても、決して表現を諦めない」

「共に作品を創造する仲間を、リモートオーディションで募集しよう」

自分を表現したい人、一歩踏み出せず悩んでいる人、そんな人たちと出会いたい。忸怩たる思いをバネに、このアイデアが生まれました。さらに、募集要項や審査基準の打合せを重ねてたどり着いたのが、できるだけ多くの人が参加可能な「ユニバーサル」オーディションでした。

選考基準は、自分の過去の体験や出自=「ルーツ」に向き合い、表現したいという心

リモートで全く初対面の人を選ぶ基準は、強さも弱さも含めた「人間らしさ」ではないだろうか。失恋、障がい、病、虐待、差別、裏切り、ジェンダーの悩みなどの辛い過去や葛藤こそが人間を動かす動機。審査員たちは応募者から「今この時だから話せる真実」を聞いてみたいと思いました。

そして、用意された役に合う人を選ぶのではなく、「選ばれた人の人生や体験から役を、物語を作る」というコンセプトに辿り着きました。コロナに立ち向かい、真実から目を背けずに生まれる物語を届けるという、逆転のアイデアが生まれた時に、「ルーツ」がテーマであり、タイトルに決定しました。

808人を超える全国からの応募

7月から開始した業界の常識をくつがえす募集に、日本全国から808人もの応募が寄せられました。生まれて初めてオーディションに参加した方もいます。誰にも言えなかった秘密、同じ病を抱えた人への想い、本当の性で生きる覚悟など、心を震わす応募動画や応募動機が続々と届けられました。

一次審査では審査員の白熱した話し合いの結果、808人から96人へ、二次審査は一人一人ずつのヒアリングとグループでのリモート・ワークショップが行われました。

「オーディションでこんなに話を聞かれたの、はじめてです」

ヒアリングで何人にも言われた言葉です。「ルーツ」は、実際にオーディションの語源である「声を聞くこと」に立ち返ることになりました。その結果、全42人のキャストが合格となりました。

Zoom面接の総時間は延175時間以上。応募者と審査員が実際に会うことは一度もありませんでしたが、画面を通して対話を重ねることができたのは、応募者も審査員も貴重な体験になりました。

第一回公演、そして…

42人のルーツを元に作り上げた演劇と映像作品は、先の10月17日、18日の「ルーツ」第1回公演【コロナは「私」を殺せない】で初めてお披露目する予定でした。残念ながら公演二日目は関係者の発熱という状況が発生し、お客様の安全を第一と考えた上で中止することになりました。

現在、改めてご覧いただく機会を設けるため、時間をいただいております。ルーツのメンバーとスタッフは、この2020年に起きた体験と物語を、できるだけ多くの人に届けたいと考えています。

 

こんな時代ゆえ、完全に自由な表現を取り戻すことはまだ先のことかもしれません。

…それでも表現を諦めない。これからもメンバーとルーツを応援していただければ幸いです。

キャスト

最終審査通過者

応募総数808人から選ばれた42人。彼らのルーツから生まれる物語とは…

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全国各地のエンタメ・メディア業界で活躍するプロたちが審査します。

プロデューサー
石塚慶生

『わが母の記』(モントリオール国際映画祭審査員グランプリ)、『ディストラクション・ベイビーズ』(ナント三大陸映画祭準グランプリ)、『こんな夜更けにバナナかよ』、『植物図鑑』などを手がける。

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演出家・脚本家・俳優
おぐりまさこ

名古屋をベースに活動する演劇ユニット「空宙空地」代表。30GP@大阪で女優賞受賞。全国各地で一人芝居『如水』を上演。

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映像ディレクター
配島徹也

TV、映画が主戦場。『AI崩壊』ではクリエイティブディレクターを務める。日本大学藝術学部映画学科非常勤講師。

全国各地で活躍する脚本家たちが本公演の脚本を担当します。

 脚本家
今井雅子

NHK朝ドラ「てっぱん」、Eテレ「昔話法廷」、映画『嘘八百』の脚本や絵本、作詞など多方面で執筆活動を行う。

脚本家・演出家・俳優
佐野バビ市

喰始氏、荻田浩一氏に師事し、劇団東京ミルクホールを旗揚げ。日本演出者協会・若手演出家コンクール最優秀賞を受賞。

演出家・脚本家・俳優
関戸哲也

演劇ユニット「空宙空地」 の作・演出。​「ショウアワセルフ」により2019年札幌教文短編演劇祭で優勝。短編戯曲コンペ​の第12代劇王。

ニュース

2021.11.28 |「月いちルーツ7」開催のお知らせを更新いたしました。

2021.8.22 |「月いちルーツ6」開催のお知らせを更新いたしました。

2021.7.2 |「月いちルーツ5」開催のお知らせを更新いたしました。

2021.5.29 |「月いちルーツ4」開催のお知らせを更新いたしました。
2021.4.17 |
「月いちルーツ3」開催のお知らせを更新いたしました。

2021.3.15 |「月いちルーツ2」開催のお知らせを更新いたしました。

2021.2.14 |「月いちルーツ」(第一回)開催のお知らせを更新いたしました。

2021.2.14 |「居酒屋てつや2021」(第一回)開催のお知らせを更新いたしました。

2021.2.14 | ルーツアカデミー(第一回)開催のお知らせを更新いたしました。

2020.11.1 | サイトをリニューアルいたしました。

2020.9.24 | 三次審査、全員合格!42人の俳優で演劇祭を創ります!

2020.9.9 | 二次審査通過者を発表いたしました。
2020.8.31 | 一次審査通過者を発表いたしました。
2020.8.4 |「ルーツ」のサウンドロゴをLicaxxxが制作することになりました。
2020.8.1 | 募集期間延長!締め切りは8月10日になりました
2020.8.1 | 本日第2回生配信!21時スタート
2020.7.31|応募フォームを、エントリーしやすくリニューアルいたしました。
2020.7.29 | 新たな審査員&スタッフ発表!「Dream News」に掲載いただきました。
2020.7.27 | 配信番組「ルーツって何?あなたの質問に答えます」がアップされました。
2020.7.10|「ルーツ」公式サイト アップしました。

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